スペイン最後の朝ということで、
絵ハガキを買って、自分に出すことにする。
急いで書いて、切手をホテルの売店に買いに行く。

120ペセタだったので、500ペセタを出すと、
売店のおばさん「もっと細かいのない?」
私「あとは100ペセタしかないんですけど…」
売店のおばさん「あ、じゃあ、それでいいわ」
と全てジェスチャーで(笑)、
20ペセタまけてもらった。
(日本円で15円くらいだけどね。)
お釣のお金がなかったらしい。
けっこう大きなホテルの売店だったんだけど。
さすがスペイン人。

そして、ポルトガルへと向かう。
ポルトガルに近づくにつれ、田舎になっていく。
国境近くの両替所で、ぺセタを両替えして、
ポルトガルへバスに乗ったまま、入国。
アディオス、スペイン。

エヴォラに着いて、まず昼食をとった後、
観光に行く。
ディアナ宮殿、大聖堂を見学。
街のあちこちで、栗を焼いてる屋台を見かけるので、
買ってみる。
甘栗まで甘くはないが、皮がすぐ剥け、
けっこうイケる。

そして、サンフランシスコ教会へ。
ここには、人骨堂があるのだが、
叔母は人骨を見るのが嫌で、行かなかった。
私はてっきりガラスケースか何かに、
人骨が飾ってあると思ってたら…

薄暗い部屋に入ってみて、ビックリ!
壁や柱が人骨で埋め尽くされていいる。
っていうか、人骨で装飾されていた。
骨を縦に並べたり、横に並べたり、
頭蓋骨を並べたり…模様になっている。
5000体の人骨で、できているそうだ。
壁には、母と子のミイラ1対が吊るされてるし…。

人間は、お金持ちの人でも貧しい人でも、
死んでしまえば同じ、ということ表しているらしいが…
ここまでくると、悪趣味な気がする…。

エヴォラは世界遺産なのだが、
このさびれた感じがいいのだろうか。

それから、リスボンに向かうが、
首都だけあって、近づくにつれ都会になってくる。
リスボンへ着くと、まずホテルへ行き、
食事&ファドショーへ。

ファドは、ポルトガルの日本でいう演歌にあたる。
まず、ショーの前に腹ごしらえ。
ポルトガル料理は、日本人の口に合うと思った。
塩辛かったり、薄かったりはするが、
基本的に日本の味付けと似ている。

このお店では、ワインがなくなるとすぐ持ってきて
くれるので(もちろん無料)、
4人でボトル3本空ける。
私が一番飲んでたから、1人で1本は空けたと思われる。

旅行中は、ほとんど昼と夜の食事の時には、
ワインやビールなどお酒を飲む。
ワインが、水やジュースより安かったりするし。
昼から、お酒を飲んで許されるんだから、
やっぱり飲まないと。

いい気分になった頃、ファドショーが始まる。
私は、一番真ん前の席に座っていたので、
もちろん居眠りはできない。
ギターとバンジョーの演奏にあわせて、
唄うのだが、哀愁が漂っていた。
目の前で唄われるだけあって、迫力もある。

そのお店には、2人のおばさんと1人のおじさんの
歌手がいたが、数曲唄い終わると、
テーブルを回って、自分のCDを売りに来た。
CD作ってるとは、スゴイ。
いや、買わなかったけど…。

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