10．1引退ドキュメント

いや〜、とうとうやってきました、この日が。
では、私の長かった1日の引退ドキュメントを。

今朝までに、西崎さんが引退するという情報が入れば、
西武ドーム最終戦に行く気だった。
当日にも買える一番安い航空券を調べたし、
飛行機の時間もチェックしておいた。
今朝6時まで起きて、スポーツ紙の更新を待ったが、
それといった情報は書かれていない。
とりあえず寝る。

昼過ぎに起きて、まず出場選手登録をチェック。
これに今日登録されていれば、引退試合の可能性も
あると思っていたが、登録されておらず。
ひとまず安心したが、3時過ぎにネットに繋いでみると、
速報で「西崎引退」の文字が…。
しかし、ここ半月覚悟しては泣いていたせいか、
涙は出ず。ただ30分くらいは、その場を動けなかった。

もう今から行っても、とても間に合わない。
一か八かでも行っておかなかったことを、ちょっと後悔。
この時ほど、自家用飛行機がほしいと思ったことはない。
どこでもドアより現実的だし。
仕方がないので、試合の録画を頼む。

が、試合後に西崎さんの挨拶がないどころか、
球場にもいなかったそうだ。
考えてみれば、西崎さんらしい。
たぶん引退セレモニーとかされるのが、照れくさいのだ。
西崎さん泣きそうだし、泣くとこ見られたくないのだろう。
泣いてもいいのにね。最後までカッコつけさんだ。

そして今夜は、新しい門出を祝って、ケーキを買ってきた。
ワインも買うつもりだったが、日本酒を買ってしまった。
というわけで、現在乾杯中。よって饒舌ならぬ饒筆。

私は、意外とそんなに泣かなかった。
きっと戦力外通告じゃなくて、
自ら引退を申し出たからということもあるのだろう。
西崎さんが納得して決めたことだから、
私が文句言っても仕方がない。その決断を応援しよう。
別に死ぬ訳じゃなく、指導者なり解説者なりで、
これからも見れるだろうし。
引退に怯えてた頃より、ずっと晴れやかな気分だ。

ただ、まだ投げるとこを見たかったというのは、
正直あるけど…。
特に日本シリーズで投げるとこがまた見たくて、
今年は何としてでも優勝してほしかったのだが。
いや、そんなこと考えてたら涙が出てきりがないので、
考えない考えない。

西崎さん、ホント怪我と戦いながら頑張ったしね。
内転筋痛めて、決め球だったスライダーがほとんど
投げられなくなり、他にも投げずらい球種が出てきて、
それでもストレートとカーブでよく抑えてた。
まだ2、3年目の頃は、太くて短い野球人生を送りたい。
30歳ぐらいで引退するんじゃないかな。
と発言していたが、それからすると随分長くやってくれた。
きっと、愛する奥さんと娘ちゃんのおかげだと思う。
ゆっくり、これからのことを決めてください。

15年間、お疲れさまでした。
そして、この先もずっとファンでいますのでよろしく。