決戦当日。
ベッドに横になったのは1時間半ほどだが、
全然眠れなかった。
6時前に家を出発し、電車の中でも眠れず。
8時過ぎの飛行機に乗るが、個別TVが付いていて、
W杯をちょっと意識したPVが流れていて、また眠れず。

電車で埼玉に向かう途中でも、ちらほらユニを着た人を見る。
10時半過ぎに、埼玉に到着し、行った先はロッテ浦和。
初シーレ観戦。さらにロッテを見るのも、1軍を通じて初。
12球団で唯一見たことない球団がロッテだった。
初ロッテが2軍というのも、何とも。

シーレは、なかなか豪華なスタメンだった。
ロッテは、シローちゃん以外ほとんどわからず。
でも、ちょっとずつ学習する。
いや〜、2軍の選手は元気だね。
2軍ならではの守備が堪能できたのはよかったが、
5回途中で、時間がきたので、ロッテ浦和を後にする。

気合い入れ&睡眠不足を補うため、途中栄養ドリンクを飲む。
選んだのは、W杯ということで「エスカップW」。
これでバッチリ。

北越谷で待ち合わせして、無料シャトルバスで埼スタへ。
そんなに並ばずにバスに乗れたし、道路もすいてるし、
今までの経験を生かして、上手くいっている。
ホントに何もないとこにスタジアムがあった。
着いてからは、まず外をウロウロしてみる。
ベルギー人達も、たむろってる。デビルの帽子が可愛い。
記念撮影をお願いしたら、私にデビル帽子をかぶせてくれた。
ベルギー人いい人だ。でも負けない。

4時過ぎに、スタジアムに入場するが、手荷物検査も、
ほとんど並ばなくてよかった。
席はベルギーゴール裏の中段くらいで、通路横。
やっぱりサッカー専用スタジアムは見やすい。ピッチが近い。

グッズ売場に並ぶが全然進まないわ、
ほとんど売り切れてるわで、疲れる。
段々席も埋まっていくが、空席がどれくらいあるか心配。
私達の斜め前の方にいた人達は、2人でボーリングのピンの
着ぐるみを着ていた。ピンが2本=日本ということらしい。
みんないろいろと考えてた。
外国人さんが、日本のユニ着て、日の丸の鉢巻きをしてるのは、
嬉しかった。

5時15分くらい?に、まずGK3人がピッチにやってきた。
スタジアムが湧き、楢崎が手を振って拍手して応える。
いっときして、他の選手も練習しに出てきた。さらに湧く。
ビブスを付けてる選手と、付けてない選手がいる。
前日の公開練習のビブス組とは違い、その公開練習の後、
組んだと情報が出ていた選手達がビブスを付けている。
私もこのメンバーがよかったので、ホッとする。

選手がボールを蹴ったりして、体をほぐしてる間、
スタジアムではウェーブが起きる。
日本側のスタンドでは、どうやら国旗が配られたみたいで、
ウェーブで立つ時に、国旗を揚げてるのが見ていて壮観だった。

選手が一端引っ込んだ後、45分くらいにスタメン発表。
やはりさっきのビブス組だ。
中田ヒデの時の歓声が大きかったのはもちろんだが、
それを上回るくらいに小野の時も大歓声&大フラッシュだった。
やっぱり地元だったのと、盲腸の心配があったからだろうか。
もちろん、ベルギーの選手発表の時は、ブーイング。

そして、アンセムが流れる中、選手入場。
感動と緊張が高まる。
日本とベルギーの皇太子夫妻も、ご観戦。
国家斉唱の後、戦闘機?も凄い勢いで真上を飛んで行った。
席は、一部空席の区画はあるが、それ以外はほぼ埋まっていた。
一応ベルギー側だったが、周りは日本人に青だらけ。
ベルギーサポーターは所々にいる感じだ。

いよいよ、前半キックオフ。
惜しいシュートが1、2本ずつあったくらいで、
両チームとも形が作れない。
楢崎がファインセーブしたのは、一瞬心臓止まったが。
まずは様子見ってとこか。
前半は私の目の前のゴールの方に、日本が攻めてきたので、
間近でゴールシーンが見たかったのに、残念。
ゴール裏のスタンドは試合中、ずっと立ちっぱなし。
いや、のんびり座って見てる場合じゃない。
大型ビジョンが正面にあるので、ピッチを見ながら、
ビジョンもちょこちょこ見て、横から見たフォーメーションを、
チェックできるのはよかった。

ただ、すぐにわかったのが、主審がへたくそだということ。
ジャッジがホームの日本有利どころか、不利に感じた。
ヒデが再三倒されても、ファール取ってくれないし、
笛を吹くタイミングも遅い。
ブーブー言っていた。

そして、後半。
まず12分に、ウィルモッツの綺麗なオーバーヘッドでの
ゴールを、目の前で見てショックで半泣きに。
気を取り直して、応援しようとするが、
W杯の厳しさを改めて感じて、凹みムードが漂う。
ところが、14分、ボールが日本ゴールに向けて、
一直線にアッという間に流れていく。
GKと競った選手が触って、ゴールネットが揺れる。

え?マジ??
とビジョンを見ると、鈴木が吠えていて、「GOAL」の文字が。
もう飛び跳ねるは叫びまくるわで、歓喜でマジ泣きに。
さすが「T.SUZUKI」!
さすが「福山似」!
(似てるというハガキが、先週福山ラジオにきてたのだ。
似てないけどね。
眉が半分しかないのは一緒だと、福山氏は言っていた。)
先制されて、2分後に追いついてるのに、
もっと長い時間凹んでいた気がしたが、
同点でイケイケムードに。

すると、22分、稲本がDFをかわし、シュートが突き刺さる。
今度は涙は出なかったが、狂喜乱舞。
この一体感がたまらない。
ビジョンのゴールのリプレイで、稲本がシュートした後、
「俺!俺!」って自分を指さすのが流れると、
みんな真似する。
正直な所、試合前、日本が2点も取れるなんて思ってなかった。
W杯初の日本がリードした瞬間だ〜と、感慨深く味わっていた。

このゴールの直前と直後に入れたアレックスと森島だが、
この後半2人は入れてほしいと思っていたので、賛成。
ただ交代で出た小野は調子がいまひとつのようだったが、
鈴木が出たのはちと不満。
そして、またその直後に森岡が負傷。守備の要が…。
大したことないのを祈ったが、あっさり宮本と交代。
昨日付けてた白いプロテクターは少し変だったが、
今日のは黒で何か迫力があるので、
今までとはひと味違う宮本に期待する。

ところが、代わった直後の30分。
相手FKでフラット3をあげたら、2列目から飛び出してきた
名前覚えきれない@ベルギー選手に、同点ゴールを奪われる。
今年になって、何回も見たゴールのされ方だ。
がっくし。
1点目取られたオーバーヘッドはしょうがないけど、
この2点目はかなり悔やまれる。

しかし、日本は疲れてきたベルギー相手に攻める。
稲本のシュートは、ゴールだと思って一瞬喜んだ。
リプレイで見ても、どこがファールなのかわからなかった。
このへボ審判が〜〜〜!!
反コスタリカ感情が剥き出しに。
見事な技アリのシュートでしょうよ。

ところが、終了直前攻め上がったベルギー選手を、
楢崎が倒した時は、マジでPKだと思った。
ホントにへボ審判だったからか、さっきの自分のミスを認めて、
チャラにしてくれたのか知らないが、助かった。

そして、試合終了。
勝てた試合なのに、悔やまれる。
W杯初の勝ち点はよかったが、凄く脱力感が残った。
選手はよくやったよ。悪いのはへボ審判だ。
いい試合やったから、次の試合にも繋がる。

スタジアムで余韻を味わった後、浦和美園駅に歩いて向かう。
そんなに激混みという訳でもなく、結構スムーズに電車に乗れた。
駅では電話もメールも、全く繋がらなかったが。

東川口で、こうさかさん(ゆえさん付き)に拾ってもらい、
泊めて頂く。W杯貧乏の私には、ありがたや。

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